息子の大好きな近藤薫美子さんの絵本です。
いろんな形の卵から絵本は始まります。
その卵はどんな場所にあって、どんな赤ちゃんが生まれてきて、
どんなものを食べて、どんな風に大人になるのかということが、
順を追ってとても解かりやすく描かれています。
そして、バラバラに描かれていると思われていた卵たちが、
実は同じ野原の一角に過ぎなかったことに気付いた瞬間、
すごく感動しました。生き物たちがすくすくと成長していく場所、
まさに「すくすくのはら」ですね!
卵からは成虫の姿を想像するのが難しく、息子も興味深げに
見入っていました。表紙裏にある虫たちの成長記録の絵が
とても解かりやすかったようです。
虫が好きな子には一見の価値ありだと思います。