今年初めの図書館で借りてきました。
絵本ガイドを借りてくると、まず本の中で自分が読んだことがある本をチェックするのが習慣になりました。
ミムラさんといえば、女優というイメージですが、絵本にとても愛情を感じていることが本を読みながら伝わってきました。
「ロバのシルベスターとまほうのこいし」は最近読んだウィリアム・スタイグのものですが、ミムラさん自身がシルベスターと同じ様に石を集めるのが好きということで、お母さんから小学6年生の時にプレゼントされた本なのだそうです。
小学6年生というと、長い読み物も読める時期なのに、年齢にこだわらず絵本をプレゼントするお母さんのセンスがいいなと思いました。
「こんとあき」の紹介文の中に、
「絵本は他の本に比べてさまざまな見方ができる分、その好き嫌いの判別が変動しやすいのだと思うようになりました。なので、昔どんなに印象の薄かった絵本でも挑戦することにしています。昔何かの理由で疎んでいた絵本にはっとさせられたり、そこで行き止まりだと思って興味を失っていた絵本に新しい扉を発見して、さらなる奥行きを体験したり、変化を感じたりすることが多いのです。」
とあり、それは私にもあるなと思いました。
たとえば、恐竜や虫の絵本などは、全く関心がなくて、嫌ですらあったのですが、息子と絵本を読むうちに慣れてきて、今ではかわいくすら感じるようになりました。
絵本ガイドや絵本好き仲間もしくは自分の子どもは、自分が今まで読んでいない本を紹介してくれて、更に自分の引き出しを広げてくれるような存在だなと思いました。