とにかく、可愛い絵本です。
絵本の読み方としては、おきて破りなのでしょうが、
「可愛い〜!」を、読みながらつい、連発してしまいました。
主人公は、ヤマネのネンネ。
何気ないネーミングかと思いきや、ちゃんと深いわけがあるのです。
冬眠していたネンネ。でも、ねぼけてころりと木から落ちてしまいます。
でも、ちっとも起きないんです。
おじさんのやまいもの籠にはいっても、「きのみの山に埋もれている夢」を見ているし、
カラスの口に挟まれても、パパママにギューっと抱っこされてる夢を見ています。
寝ている間に巻き起こる騒動が実に楽しいです。
おかしなネンネ! でも、いちいち絵本にほほずりしたくなるほど可愛いのですね。
小動物の愛らしさが前面に出ている絵本です。
かわいいもの大好き、動物大好き、あるいは実際ペットを飼っていらっしゃるおうちのお子様にはたいそう受けそうですね。