短いお話の中に、ファンタジーがぎゅっと詰まった絵本です。
クリスマス絵本は数あれど、「箱」とサンタさんを結びつけた絵本はこれだけではないでしょうか。やっぱり長谷川 摂子さんのお話は素敵です。絵に描かれている家庭の風景もごく一般的な日本のおうちが描かれているところにも親近感を感じます。この「普通さ」と箱の「不思議さ」かげんが絶妙なのです。
絵を描かれている斉藤 俊行さんの絵本は初めて読んだのですが、暖かくて、どこか幻想的で、雪のつもった家々の風景も、暖かな家の中の情景も、とてもいいです。
小さいお子さんにクリスマスの絵本を探している方には、かなりおすすめです♪