エリック・カールの鮮やかな絵と、細かいところにもしかけが満載で楽しめる1冊です。お話の内容も、面白い!ご機嫌斜めのてんとうむしが、色々な動物に勝負を挑みます。「ぼくとけんかしたくないか」って。自分でふっかけておきながら、「きみじゃぼくのあいてにはものたりない」と言って逃げてしまうのが、子供たちにはおおうけでした。そして、最後には思わぬことが起こって、元の場所へ。そこには、1番最初にけんかをふっかけたてんとうむしが、やさしく迎えてくれます。相手とけんかするより、「ありがとう」と言ったほうが仲良しになれて気持ちいいね、と子供と話しました。
でもこのてんとうむし、なんだか憎めないんですよね。