誰にでも経験のある、「マイルール」をひたすらに守る遊び。ある日の学校からの帰り道、そら君は白いところだけを通って、家までたどり着こうと考えます。
ページをめくると、横断歩道が3次元で描かれていて、本当に白い線からはみ出したら、落っこちてしまいそう・・・で臨場感は抜群!
何より、終盤で、家まで、もうあと少しなのに、白い線が途切れてしまって、それがまた立体的に描かれているページは、「ガ〜ン!!」と、そら君が大きなショックを受けている様子が、とても真に迫っています。
果たして、そら君は、家にたどり着けるのか、どうやって・・・?と、息をつめて見入ってしまうページです。
最後は、ハッピーエンド、よくみると、それまでにヒントになる布石のページもあって、とてもよくできているなあと思います。ハラハラ、ドキドキしたあとに、よかったあと安心できて、低学年から楽しめるお話です。