今年、結婚10年を迎えた私達夫婦にとって記念すべき一冊となりました。
おじいさんが水に深くもぐって過去の家を見ながら、家族が過ごしてきた日々を振り返るのと同時に、私自身も我が家の過ごしてきた10年を振り返ることができました。
ページいっぱいに描かれたおじいさんの思い出と自分達の思い出が重なって、胸が熱くなりました。
「つみきのいえ」のように、人は思い出を積み重ねて生きていくのだと思います。この絵本を読むと、出会いと別れのシーンが走馬灯のようによみがえってきます。
長く生きてきた大人だからこそ、深く味わえる絵本だと思います。