『おれたち、ともだち!』シリーズの第二弾です。
今回は、なかなか哲学的、というか、
「こころがあるからさびしいんだ!」というオオカミのに一言に心を打たれました。
オオカミの誕生日。
オオカミは、なかよしのキツネがお祝いにやってきてくれるはずと、
朝から掃除をしたりふたり分のグラスを用意したり。
しかしキツネはやってきません。
次の日、目を覚ましたオオカミは寂しい寂しい気持ちに気付き、
いろいろやってみますが、寂しい気持ちは晴れません。
そしてはっと気が付きます。
「こころがあるから寂しいんだ!」と。
そして大声で「こころなんか、いらないぞーっ!!!」と心を捨ててしまいます。
そしてそこへキツネがやってきて・・・。
寂しい気持ちの原因を、待ってる相手がこないから、とは思わずに、
こころがあるから寂しいんだ、と自分のこころを捨ててしまうオオカミに
純粋さとキツネへの信頼を感じました。
寂しいこころ。
確かに寂しいこころはツライです。悲しいです。
でも、その寂しいこころがあるからこそ、みんなに優しくなれたり、
嬉しいことは何倍も嬉しく感じるんですよね。
オオカミにこころが戻ってきたことを自分のことのように喜ぶキツネ。
ふたりの踊るこころがイキイキと伝わってきました。
キツネからのプレゼントと一緒に眠るオオカミの姿。
とても穏やかで、いい表情ですよね(^^)♪
3歳の娘も8歳の娘も、ずっと静かに耳を傾けていましたが、
ふたりが歌って踊る姿にニコニコ優しい表情を見せていました。
キツネが頭にケーキをのせて登場するシーンには大喜び!
背表紙を見ると、ちゃんと後日、他のケーキでお祝いしたんですね!(^^)
ちなみにオオカミの誕生日は、次女と一日違い!!
惜しい〜なんて思っちゃいました(^^)♪