おおかみが、自分の誕生日を一日勘違いするところから
ストーリーが始まります。
これって、よくある設定ですよね。
でも、ひねりがあるのが内田さんのお話。
なんともひきこまれていきます。
「こころ」を捨ててしまうおおかみのあたりの
描写がすばらしい!
そして、子どもにもわかりやすい。
心とかって目に見えないから、絵本で
子どもにストンとわかってもらうのって
難しいと思うのですが、この描き方がすごい!
また、絵もいいんですよね。
心がなくなっている(と思っているときの)おおかみの
表情とか!
ともだちやシリーズのなかでも好きな一冊です。