オオカミの誕生日の日、オオカミは「友達であるきつね」を待っていました。朝からずっと・・・
でもキツネはその日来なかった。
次の日、オオカミはすごく寂しい気持ちになってしまう。
色んな事をしても、やっぱり同じ。悲しくてたまりません。
オオカミは
「こころなんか、いらないぞーっ」
と心を捨てます。
胸の中がすっきりしたオオカミのもとにキツネがきます。
キツネは誕生日プレゼントを持って、
「オオカミさん、おめでとう!」
って行くが、オオカミはつまらなそう。キツネが聞くと、
「嬉しくないようだな、こころをすてちまったからな。寂しくもないけどな」
って。キツネがびっくりして、
「これから ずーっと、嬉しい日は一度もこないんだね。クリスマスやお正月、僕が遊びに来ても・・・」
オオカミは青ざめ、泣き出しました。心があるからないていることに気づいた2匹は、歌って踊りました。
「二人はやっぱり友達です」
キツネが誕生日を間違ってしまった為に、悲しくなったり、友情を深めたお話です。
すごくいい話でした。2年生にも、OKな本です。
是非読んでみてください。