ねこのりりちゃんは、お話のいっぱい詰まった袋と宝物を持ってお散歩に。その途中、泣いているこぐまくん、しょんぼりしているぞうくん、怖い顔をしているきょうりゅうくんに、それぞれ、お話の袋から取り出したお話をしてあげます…。
イラストも可愛いし、アイデアも素敵だな…と思いましたが、お話の展開がいまひとつ。最初の宝物が何か伏線になるのかなと期待したのですが、何もなし。それぞれ困っている友達を助けてあげることは心温まる行為ですが、読後にその温かさが余韻となって残りません。子供もそれがわかっているようでした。