「こどものすきなかみさま」の他に、9話のお話がありました。「うまれてくるすずめたち」「みちこさん」「はな」「せんせいの こ」「いつのことだかどこのことだか」「ひとつのひ」「うられていったくつ」「かなづち」「ひろったラッパ」です。素朴であたたかい優しい気持ち、思いやりが感じられる作品ばかりだなあと思いました。私は「うまれてくるすずめたち」「うられていったくつ」が特に気に入りました。悪戯少年に捕らえられて片足を紐で堅く縛られた為にか弱い足は傷ついてびっこになってしまった母すずめがうまれてくる3つの卵を心配する姿が健気で不憫で必要以上に心を痛めてる気持ちが痛いように伝わってきました。すずめたちは、びっこをひかずにちょこちょこ歩き回っている姿に嬉しくて安堵している母親に読んでいても嬉しくなりました。