デパートのおもちゃ売り場で出会いを待っているクマのコールテンくん。
買い手がつかないままに残されていたら、女の子のリサに気に入ってもらえました。
お母さんにお願いしてもダメと言われたリサ。
そのときにズボンのボタンが取れていることを知らされたコールテン君。
コールテン君は、出会いを求めてズボンのボタンを捜し歩きますが、そんな必要はなかったようです。
自分のお小遣いで、お母さんに許してもらってコールテン君を買いに来たリサ。
リサにとって、衣服なんてどうでもよかったのです。
人形と女の子の心の通い合い。
子どもたちは、知らず知らずにこんなところから学んでいくのだろうな。
何故だかわからないけれど、この人が好き。
児童書にして、私は子どもの初恋以前を感じてしまいました。
見た目で子どもの「大好き」を取り上げてしまってはいけないですね。