表紙からその状況に???という印象です。
黒人のラフィが新しい家に引越し。
もちろん、友達がすぐに出来ないので、ラフィは友達を自作することにしたのです。
小さい頃から大工仕事をお父さんから教えてもらっているラフィの様子が
とても頼もしいです。
やがて、お隣のキーというアジア系の女の子(縫い物が得意!)と意気投合し、
二人でガラクタから作り出す友達の数々。
そのアイデアがなんともすごいです。
でも、作り出す喜びを楽しむ二人の姿こそ、いいです。
後半になると、二人が、この近所ではマイノリティであることもわかってきますが、
美術館の館長さんに純粋なアートと認められるところで、ちょっと安心しました。
トミー・アンゲラーの作品なので、風刺というスパイスは効いていますが、
ここは純粋に、奇抜な芸術作品を楽しみたいです。
元の材料は?と考えるだけで、楽しくなってきますよ。