こちらもウンゲラーの作家として姿勢が伺える作品です。
人種差別反対のメッセージがこの作品にもあらわれています。
また、子供の才能に灯がともるようなエンディングが読んでいて気持ちよかった。
読み始めると、お子さんは、引越ししたばかりゆえラフィに友達ができないと理解するやも知れませんが、大人は社会の冷たさに気づくことと思います。
子供の可能性を信じ愛するウンゲラーの眼差しが、ストーリーに一貫し見られ、“子供は宝”という思いが伝わって来ます。
作中のラフィとキーの作品に息子は興味を持ち、見入っていました。
ものを作り出す喜び、独創的な発想、ユーモアたっぷりなカラフルなデザインを堪能しました。