2008年の作品ですか。
今まで出会えませんでした。
タイトルを見て、開いて、カラーの見返しに驚き、見返しを読んで集めましたねぇ〜、なんて思って本編を読んで、ビックリ!お見事!でした。
かける”という動詞のオンパレード。
ストーリーとして成立しているから素晴らしい。
読み始めの、金をかける″と鼻にかける″から爆笑です。
この鼻にかける″と、値段をふっかける″と名誉をかける″は、小さい読者さんには、ちょっと難しいかも知れませんが、愉快なお話でしたね。
身代金の単位がブヒっていうのにも笑いました。
特に、最後に誘拐されたこぶたくんが、誘拐犯の家で作らせたカレーを気にかけた後の見開きで、もう一度大笑いでした。
見返し後ろもカラーでかける″満載ですよ。
パタリと閉じて、牢屋の中の犯人の表情を見ていたら、時間をかけて、更生に期待をかけたいと思いました。
小学校中学年以上で読んでみようと思いました。