デイビッド・シャノンと言えば、「あめふりのおおさわぎ」「自転車にのるアヒルくん」「ストライプ」で、存在感のある絵が特徴的で大好きな作家です。
この作品は、表題にデイビッドとあるように、自伝的作品のような感じがしていますが、絵の作風も他の作品とは全く異なっているのも、そこら辺りに起因しているのかも知れません。
出てくる文章は、ダメ!のオンパレードで、デイビッドの悪い行為が炸裂しています。
でも、最後にデイビッドが泣くと、ママがこっちにおいでというくだりで終わるのですが、何とも言えない気持ちになります。
デイビッドは、やっぱりママに嫌われたくないし、ママの大好きよの一言で、安心できたのです。
大好きよっていうフレーズは、たまには言ってあげたい言葉だと思いました。
我家の小学校1年の次男は、ほとんどデイビッドです。
自分で読んで、苦笑いしていたので、思わず笑ってしまいましたが、心に残る一冊だと思いました。
どのご家庭にもデイビッドは存在していると思いますので、ぜひ読んであげてください。