評価ランキングでベスト10入りしていた時期もあり、ず〜っと読みたかったのに、なかなか手に入らなかった絵本です。
やっぱり、すごくよかったです。
おとうさんやおかあさんの言葉を読む時は、涙声になってしまいました。
生まれつき右手の指がないさっちゃんは、ようちえんのままごとあそびで、お母さん役をやりたいと言うと、いつもお母さん役の子から、「さっちゃんは おかあさんにはなれないよ!だって手のないおかあさんなんてへんだもん。」と言われ・・・?
障害のことも小さな子にもわかりやすく説明されていて、お話もとても身近な幼稚園でよくあるできごとのひとつ(けんか)としてかかれていて、素直に構えず読むことができます。
寝る前の絵本タイムの最後に読んだのですが、今にも眠りそうだった長男(小4)も長女(小2)も起き出して、身を乗り出して聞き入るほど、心に響いたようです。
長男も長女も大好きな「おしいれのぼうけん」や「ダンプえんちょうやっつけた」で、いきいきとした子どもたちを描いているたばたせいいちさんの絵も魅力的です。
私も、年齢を問わずすべての人におすすめしたいです。