この本は、聞いたことがあり、いつか読んでみたいと思っていました。本屋で目にし、「あ、確かこれは・・・」と何気なく読み始めました。
生まれつき指のないさっちゃん、友達からは「変だよ」と言われ、ままごとでやりたいお母さん役をやらせてもらえません。泣きながら「なんで指がないの?」とお母さんに訴えるさっちゃん。読んでいて、本当に胸がつまりそうでした。
でも、お母さんは涙をこらえて気丈に言います。「おなかの中でけがをしちゃったのよ。誰も悪くないのよ」と・・・。お父さんも「さっちゃんの手は(お父さんを)元気にしてくれるまほうの手だな」と・・・。
私は、少しでも不安なことがあると、すぐに涙が出てしまいます。自分の子に同じ質問をされたら、ただ泣いてしまうかもしれません。同じ親として、私ももっと強くならなければと思い、さっちゃんの両親をすごく大きく感じました。
もっともっと、世の中の人、一人でも多くに読んでもらいたい作品です。