今まで読んだ絵本の中でも最も素晴らしい作品の一つだと思います。
さっちゃんは右手の指のない女の子。幼稚園でおままごとをする際、お友達におかあさんにはなれないよ、おててのないおかあさんなんてへんだもんと言われてしまいます。
最後はお父さんにすてきなおかあさんになれるよ、さっちゃんと手をつないでいると不思議な力が出てくる、さっちゃんの手は魔法の手と言ってもらいます。
初めて読んだときは、2歳の息子に読み聞かせていたにもかかわらず、涙いっぱい胸いっぱいになってしまいました。何回読んでもじーんとくる絵本です。
息子がどれくらい理解できているのかは分かりませんが、この絵本を読んだ後は「ぎゅー」とママを抱きしめにきたりしてくれます。そして何回も「読んで」とせがむので、好きなんだと思います。
この絵本は障害がある人の気持ちを考えさせてくれます。息子も小さい頃からこういう絵本を読んで、どんな人にもやさしく接することができる大人に成長して欲しいと思います。そして私本人、障害がある人に差別なんてしないで、親切にできればと思わせてくれました。誰にでもお勧めしたい絵本です。