まだ年少の子どもたちには、少し難しいかな??と思って
自宅で眠っていたこの絵本ですが、ある日子どもたちの中の1人の子が
「先生知ってる?世の中にはね、指のない人がいるんだって」
いつも大人のような口調でいろいろな事を話してくれる子が、
こんな話をしてきたのです。
すぐにこの絵本が頭に浮かびました。
「絵本でそんなお友達の話があるから、明日持って来るね」
約束をして次の日を迎えました。
子どもたちの反応はビックリするほどの真剣な表情。
普段の読み聞かせより、長いお話でしたが夢中で聞いてくれました。
子どもたち一人ひとりに絶対に大切なことが伝わった!!
と確信が持てました。
読み聞かせの最中は、私もこのお話を思い出し
涙があふれそうになりました。
今の子どもたちはまだ、障害を持ったお友達とも
仲良くしてあげられる優しい子ばかりです。
このまま優しい気持ちを持ったまま、まっすぐに
育って欲しいなぁと心から願いを込めてこのお話を読みました。