「わにわにシリーズ」などを描いている山口マオさんのイラストに惹かれて手に取りました。こくばんが主人公なんて、とってもユニークです。
2年1組の黒板が、王様の食卓になることを夢見て旅立ちます。でも、たどり着いたお城には、王様の食卓になりたい板たちがたくさんいました。その様子がなんともおかしく、子供たちとケラケラ笑ってしまいました。
ページ数は多いのですが、リズムのよい短めの文章が続くので、あっという間に読めてしまいます。幸せな結末も心地良いです。
いつか2年1組の教室で、みんなにこのお話を読んであげたら、想像が膨らんで楽しそうだなと思いました。