オドリオゾーラさんの絵は独特です。
『超じいちゃん』の時にも驚きましたが、『あくびばかりしていたおひめさま』では、素敵な色彩だな〜と思っていました。
今回の作品が、私は一番好みです。
明るく温かい毛布(毛糸の敷物)の色合いの綺麗なこと。
この上で、寒い冬に楽しいお話しを聞くこどもたちは、身も心も温まることでしょう。
さらに、ザラおばあちゃんの着ている洋服のセンスの良いこと。
この年頃になったら、こういう洒落たおばあちゃんになりたいな〜と思いました。
おばあちゃんのプレゼントは、プレゼント本来の姿だと思います。
相手の求めるものに気づいて、送り主を明かさずそっと届ける。
さらに、素晴らしいと思ったのは、今、手元にあるもので今の気持ちを精一杯プレゼントに託していることです。
このおばあちゃんの心に応える村人のプレゼントが、またいいですねぇ〜。
毛糸や日本の着物などリフォームできるものには、先人の知恵が詰まっているんですね。
これから、リフォームできそうな身近なものに目がいきそうです。
息子も、「ストーリーも美しい」と高評価でした。