『おおきなかぶ』と言えば、
「うんとこしょ どっこいしょ」
なんといっても、この調子のいい掛け声でしょう。
自然に身体が前へ後ろへと動いてしまう。
一緒に掛け声をかけてしまったりもする。
お利口に、静かに聴いている方が、難しいのでは・・・。
読み手のほうも、
「ところが がぶは ぬけません。」
「それでも かぶは ・・・・・。」
「まだ まだ かぶは ・・・・。」
「まだ まだ まだ まだぬけません。」
と、いう具合の繰り返しに、いやでも力が入ってしまう。
言葉の工夫とひき付ける力はすごいと思う。
文章だけではなく、味わい深い絵も素敵だ。
さすが!! 元祖「おおきな がぶ」だと言えるだろう。