狂言の「神鳴」という演目を元にしたお話だそうです。
文章が長めで、独特の言い回しが読んでて難しかったりしたのですが、息子はそれも新鮮で面白かったらしく、最後まで真剣に聞いていました。
空から落っこちてきて腰を痛めたかみなりと、それを治療するやぶ医者のやりとりがイキイキとしていて楽しいです。かみなりさまが、治療におびえて弱気になってる姿とか、イメージと違って面白いです。治療後に、治療代をもらおうと必死でしがみつくやぶ医者も、かみなりと出会ったばかりの頃のかみなりを怖くておそれていた態度と全く違って笑えました。
普段なじみのない狂言のお話を、こうやって絵本で読むことができるっていいなと思いました。