本当に勇敢でした。
お母さんは、こんな季節にアイリーンをおつかいに出したって事は、相当具合が悪かったんだと思います。
重い衣装箱を抱え、追い風向かい風と風向きが変わり前が見えない程降っている雪は、大人でも外出を躊躇う天候です。
おまけに足をくじくは、衣装は……。
思いやり深く意志の強いアイリーンの姿に、読んでいて力が入ってしまいました。
絶体絶命の状況でアイリーンが考えた事に、グッと来ました。
ドレスを見つけておもわず叫んだアイリーンの一言に、もうダメでした。
何より、アイリーンが素直で正直に育っているなと思ったのは、お屋敷についた時の様子からわかります。
ラストページのラスト一文にもホロリときました。