伊藤さんの絵、大迫力でいい顔しとるでしょ〜
なんて私が自慢しちゃ いけんかねえ
保育園(みたいな所「あそびじま」)での男の子同士のケンカ。ケンカのやり方、セリフから考えるに たぶん年中さんか年長さんかねえ…。
どつきあいのケンカしたんじゃけど、最後に転んでしもうたんよ。
悔しゅうて悔しゅうて、園の隣にある自分ン家に帰ってしもうた。
母さんはアイロンがけの手を止めて慰めてくれた。でも、あいこ(先生)が呼びに来たら、オヤツ食べに園に行ってしまうんで!母さん、オレの味方じゃないんかよ!オレだって餃子食べたいンで!仲直りだって本当はしたいンで!何でや!何でなんや!オレけんかの気持ち、終わってない!
ケンカしている内に、何が悔しいのか分からんようになるこどもらの気持ちが、本まに良く画面から伝わる本です。子供らを見よったら、保育園で毎日こがいな気持ちになってると実感します。躾のためなんかに読んだら、「オレらの事、見くびるんじゃないで」言うてこどもに怒られますよ。
あそびじま の子供らを描いた本には「ぜっこう」があります。これまた秀作! (もちろん両方広島弁ではありません。念のため)