絵本作家なかやみわさんといえば、
やはり一番に思いつくのは「そらまめくん」シリーズでしょうか。
そらまめの特長をいかしながら、実にかわいいキャラクターに仕上げています。
なかやさんにはその他にもいくつかシリーズものがあって、
「やさいのがっこう」シリーズとか「どんぐりむら」シリーズとかあります。
この『くれよんたちのきょうはなにをかこうかな?』も
「くれよんのくろくん」シリーズの一冊ともいえる絵本です。
ただし、この作品は「ちいさい子のため」となっていて、
読者は保育園や幼稚園に通う子どもたちを想定しています。
もう少し小さい子どもでも楽しめそうです。
10色のくれよん。
くれよんたちは絵をかくのが大好き。
この日もみんな集まって、真っ白な画用紙の前で何をかこうか思案中。
真っ先に飛び出したのは、きいろくん。
かいたのは、ふんわりふっくらのたまごやき。
次かいたのは、ちゃいろくん。ハンバーグをかきました。
次から次へと、みんなかきはじめます。
白い画用紙がいつの間にか、たくさんの食べ物でいっぱい。
そして、最後はくろくんがごましおのおにぎりをかいて、
大きなお弁当の出来上がり。
ちいさい子どもたちと、途中とちゅうで
あれ? なにかな、とか、何ができるのかなと
会話を楽しみながら読むといい。
なんといっても、なかやみわさんの絵がかわいいから
ちいさい子どもたちも夢中になること、まちがいありません。