「さとうわきこ」さんの「ばばばあちゃん」シリーズの1冊です。
うちの4歳の息子は、図書館で見つけると、必ず借りたがる大好きなシリーズです。
このばばばあちゃんのキャラクターがなかなかです。やることがでかい。子供のようにはしゃぐ。結局、最後は、自分が1番楽しんでいる。
『あめふり』は、毎日毎日雨ばっかりで、ばばばあちゃんが「たまにはちょっと休んでくれないかい。」空にむかって言ったところ、「やなこった」という声が返ってきた。
それどころか、どんどん雨が降ってきた。雷までなってきた。庭は、滝みたいになり、川みたいになり、海みたいになり...
それならというんで、ばばばあちゃんは、家じゅうのものをどんどんストーブと暖炉に燃やして、最後に、こしょうととうがらしを入れた。
その煙が空まであがっていって、かみなりさんは、くしゃみをはじめた。雲までくしゃみをはじめて、あんまりくしゃみをしたので、雲は、みんなちぎれてしまい、かみなりと一緒に空から降ってきたというお話。
雲がくしゃみして、ちぎれて落ちてきた。この発想がいいよね。
うちの子、目を輝かして言いました。
「わぁ、そういうのが今度落ちてたら、さわってみたい。」「雲に乗ってみたい。」
このお話の最後。かみなりたちは、水にぬれてしまった全部の雲を洗濯し、ふわふわにして元の大きさに戻すまで、何日も、ばばばあちゃんのうちにとまっていくの。
かみなりさんたちが、一生懸命、雲を洗って干している姿がとても楽しい。
「雲ってこうやって干せるんだ。」うちの子、感心してました(^^ゞ