ゆうじとギックがふたりが見つけた素敵な棒をめぐって、あれこれと競争します。勝ったほうがその棒の持ち主になれるのですが、何をしても勝負がつきません。
ゆうじの頭にギックの耳が生えているようなかけっこの絵は面白かったです。
そして、かけっこ・すもうときてなぜ次がはばとびなのか私はちょっと気になってしまいました。この絵本が書かれた当時はくらべっこといえば「はばとび」という発想があったのかしら?
前半の、ゆうじとギックのライバル心メラメラな関係には少々ドキドキしましたが、その分後半の展開にはほっと心あたたまるものがありました。
親子で、「うん、良かった良かった」と納得しました。
そして、最後のおやつタイムをみて
「絵本では、このパターンもよくあるよね」
と妙に納得して気持ち的にも落ち着いた感じがします。
絵もかわいらしく、ストーリーも先が気になる展開ものがたりを聞けるくらいの年の子供からオススメだと思います。