「え?ぼく迷子?」てなシチュエーションは、子供にとっては涙物・・・。
しかし「ぼくじゃなくて父さんが迷子」となると、
「迷子のかわいそうなお父さんを助けなくっちゃ」と奮闘しちゃう。
なんと上から目線の迷子なんでしょう。
ていうか、さすが五味太郎さんという感じの着眼点です。
「黄色いのはちょうちょ」や「まどからおくりもの」と同じシリーズだったようで、
本の体裁を見てシリーズと気づいた娘は、上記の2冊を持っているので、はずせなかったようで、
「このシリーズ持ってるから揃えとく」ということで購入しました。
仕掛けの覗き具合が、上記の2冊とは微妙に一線を画しており
(いろんな形にページの端が変化するので)
その意外性が、娘には新鮮だったようで、すっかり気に入って何度も自分でめくっています。
最後のページは、文字も仕掛けの一部になったようで、
いまさらながら、五味さんのセンスに脱帽です。