去年の今頃発売された絵本です。
表紙絵はあまり今風な作りになっていないので、目に留まられたかたは少ないかもしれません。
でも!いいですよ〜。
最近読んだ絵本の中ではかなりポイント高いです!
作者がカナダに本拠地がある「ネンチャーアーティスト」というグループに入っていらっしゃるせいか、自然界の描写がとても自然であたたかくて、素敵でした。
『カイツブリ』という種類の水鳥の子ども・ぴいたが卵からかえって、きょうだいたちと初めての体験をするホントに短いお話ですが、
文は必要以上に語らず、ぴいたの冒険を伝えてくれているし、
絵は、写実すぎず、マンガっぽすぎず、はっきりとした絵柄で遠目もききます。
とてもずばらしい作品なので、ぜひ子どもたちに読み語りたいです。
読み語るなら、幼稚園くらいから、小学校中学年くらいまでお薦めです。