自分の思いや気持ちを相手に伝えることは、勇気のいることで、よく考えるとそう簡単なことではないかもしれません。
主人公のノニちゃんも、自分の主張と相手を思う気持ちのバランスで悩んだり考えすぎたりしてしまうことが言いにくさにつながっていたのかなと思います。絵本のストーリーのように、いざ伝えてみると、相手は思ったよりもすんなり受け入れてくれて拍子抜け、なんてことも意外と多いのかもしれないですね。
当たり前のようにできている場合もあるだろうけれど、とくにむずかしさを感じたときには親子で読みたい絵本だと思いました。この絵本に出会うことで救われる人が増えることも願っています。