息子にとってのおじいちゃんは、息子が小学1年の時に亡くなりました。
父が息子をとても可愛がっていたので、その二人の様子がこの本を
読みながら、思い出としてよみがえってきました。
おじいちゃんがヨーストを可愛がる様子が、
私の父と息子の二人と重なって、少しうるうるしてしまいます。
父の葬式の日、息子は泣いていました。
お爺ちゃんの死を息子はどんな風に受け止めたんでしょう。
ヨーストのお母さんは、おじいちゃんのハンカチを
ヨーストに渡します。「結び目を作ってみたら」と。
おじいちゃんを忘れないことで、ヨーストは祖父の死を
受け入れることができたのでしょうか。
茶系のトーンでまとめられた絵は、明るいとは言えないけれど
温かい涙で包まれてるような、感じです。