月刊絵本で買ってもらってから、40年の長きにわたりこの本を愛しています。保母として何十回何百回この本を読んだでしょう。手元になくても空で暗唱できるし、一頁ずつの絵が目に浮かびます。
「おきてくれ かばくん」「あったべちゃった」「ぞろぞろぞろ わいわいわいわい」「かばよりちいさいかばのこ…あぶく」
テンポの良いこのテキストと呼応する中谷さんの絵は油絵でキャンパスに描かれています。
子どもの本で油絵を使うのは初めてだったと読んだことがあります。原画は両手に抱えるほどの大きさで、かばくんの大迫力はこの原画から溢れたものだと思いました。
古典・定番・スタンダードといっても良いでしょう。図書館で借りてでもよいので、一度はこどもに見せてやりたい読んでやりたい本です。