誰にでも欲しくて欲しくて
たまらないものがあった経験があるはずです。
うちの息子も
わがままで、なんでも欲しい欲しいばかり。
買い物に行って安いお菓子なら
買ってあげられるけれど、
高いおもちゃなんかは誕生日か
クリスマスか何かイベントないかぎり、
買ってあげられません。
世の中のお金持ちが
この物語に出てくるピンクガールズ!
とってもセレブで
全身ピンク!
そんなお友達を主人公はいつも
うらやましがっています。
ある日みつけたかわいいお人形!
主人公は欲しいと思い、
貯金箱を持っていきますが、
ぜんぜんお金が足りません。
そこでお手伝いをして自分で
お小遣いを稼ぎます。
ようやく手に入りそうになったとき、
ピンクガールズに
簡単に買われてしまいます。
なんてせつない・・・。
でも、女の子の心の成長が
とても分かりやすく描かれていて
きっとセレブなピンクガールズは
もっていないであろう
あたたかい家族の愛情が
伝わってきます。
主人公の父親は
トラックの運転手。
決して裕福ではないけれど
素敵な夢をもっています。
その夢がいつか
かないますように!
私もそういう気持ちにさせられました。
手に入れたくても
手に入れられない事実。
子供にとってはショックだけれど・・・。
いい勉強になる絵本だと思います。