マイクのスチーム・ショベルにはメアリという名前があるのです。
蒸気機関の時代、機械はずっと人間に近い存在だったのかもしれません。
時代は流れ、最新の機械が出始めても、マイクとメアリの絆は固いのです。
このコンビの仕事ぶりは圧巻です。
しかも、一緒に働いている人たちの存在も、見物人の存在も大切に描かれます。
仕事きっちり!は見事ですが、最後は少しドキドキ。
でも、メデタシメデタシ、は作者バートンに乾杯!
物語の展開、計算尽くされた絵本としてのレイアウト、
やはり子ども達に届けたい名作だと思います。