牧場に住むけんちゃんが、散歩にでかけた森で会ったおじいさんに誘われて、夜中に森のお祭りに出掛ける話です。
誰にも気付かれないように夜中に出掛けると、森の中では不思議な仮面祭りが開かれており、夜が明ける頃には解散・・・。でも翌朝目覚めると、けんちゃんの手許にはおじいさんにもらったお面がちゃんと残っています。小さな子供にも分かりやすい内容ですが、立派なファンタジーです。
息子は動物がぞろぞろ出掛ける場面や、それぞれがお面をかぶって別の動物になりきって踊る場面が好きなようで、食い入るように見つめていました。
お祭りは年に一度のようですが、きっと来年また会えると信じさせてくれる絵本です。