この絵本の最後には、主人公のルイスの障害について、
大学教授からの説明が書かれています。
書かれていることはもっともなのですが、
この絵本にはその必要はなかったと思います。
この絵本を読んだ子どもたちは、
ルイスの障害について、彼らなりの理解をしてくれると思うからです。
ルイスの障害を個性として認めてくれると思うからです。
わざわざ障害ですよと教えてあげなくても、
こういうやつもいるよなと自分たちの世界に入れてくれると思います。
もっと読み手を信頼して欲しい、絵本の力を信じて欲しい、
そう思った一冊でした。