日本の昔話を、もう一度読み返すと、またちがった味わいがあるものですね。「こぶとり」のお話はもちろん小さいころに読んでもらって知っているのですが、こうして大人になって読んでみて、おもしろさが増しました。
同じ本でも、作家がちがうとお話のイメージも変わってくるんでしょうね。そう思うと、いろいろと読み比べをしたくなりました。
この本は、方言が出てきます。そのせいか、ことばがとってもやわらかい。ネイティブの方が読まれるともっとしんみり聞かせてくれるんだろうなあ。
この本のあとがきも興味深いです。有名な作家さんのそれぞれの解釈に納得させられました。