“おおかみ・ゴンノスケの腹ペコ日記”シリーズ第5弾の作品です。
この作品も、ゴンノスケが女性に翻弄される情けない男性に、そしてうさぎたちが世の中の恐ろしさをものともせず、若さを武器にした高慢ちきな女性に見えてしまいます。
今回は、度重なるうさぎ捕獲失敗で辛酸を嘗めたゴンノスケが、うさぎたちを無視します。
ほんと?ほんとに?と私も疑いながら読み進めました。
こうまで、無視されるとうさぎたちも、なんとか振り向かせたい。
いやいや、飛び掛かって来させたくなる、なんとも微妙な乙女心です。
いかに多くの男性が、さして気もないのに気まぐれな女性陣に押したり引いたりされていることか。
さてゴンノスケくん、最後の最後に男に、いえいえ狼になりましたね。
ここまで来ると、一匹ぐらい食べさせてやりたくなっちゃいます。
しかし、したたかな小娘もというさぎたちは、またしてもゴンノスケの一枚上手をいきました。
木村先生〜、いつか食べさせてやりましょうよ〜。