私が初めて読んだイソップ物語はかなり大型版で、その当時はやっていた百科事典のような大きな童話集でした。出版社ももう覚えていません。
ある日突然母が買ってきて、本棚に置いてあったように記憶しています。
その時の記憶の話に比べると、この『イソップのおはなし』はかなり文章が短いです。
端折ってあるのか、それともこの木坂涼さんの再話の方が原文に近いのかわかりませんが、
正直、この絵本からは大まかな概要は分かるものの、どちらかというと降矢ななさんの絵を楽しむ絵本。と考えた方がよいような気がします。
子ども心に『よくばりないぬ』の話はすごく印象深い話だったのですが、当時読んだ童話の絵はどこにでもいるような雑種(ミックス)だったので、降矢さんの描くよくばりな犬が“黒いブルドック”にはびっくりしました。しかも、肉がすごくレア状態なステーキにしか見えないし!(^^)
あと、カエルのお母さんのフリルのスカートが、可愛くてよかったです。