シマフクロウはふくろうの中でも一番大きな種類の鳥で絶滅の危機に瀕している鳥です。物語は、シマフクロウの親子がいて、お父さんが獲物を取ってくるまでを現しています。黒と白のきりえの絵はとてもすばらしく、ふくろうの姿の美しさに驚愕します。
月が湖に写っていて、水面の波のゆれで、月がゆらゆらとなってるのも切り絵でうまく表現してあって、お話もそうですが絵を見てるだけでもストーリーがわかります。数多くの賞を受賞している本であることもうなずけます。この本を読んだあとにこの鳥が絶滅しかかってることなど、お子さんに話してあげたりすればいろいろ考えさせられることも多いと思います。