森に春がきて、ねずみのおかあさんはおおいそがし。
明日から、七つ子たちのちゅうがっこうが始まるのです。ちゅうがっこうといっても、ちゅうちゅうねずみの幼稚園や保育園のようなところです。
ところが、七つ子たちは、行きたくないというのです。
そこで、おかあさんは、あることを考えつきました。
四月、どこの家庭でも、似たような経験をしているのではないでしょうか。初めての世界、親は、あれこれと準備をしても、とうの子どもにそんな気持ちになれないとしたら…
強制的に押し付けるのではなく、ちょっとしたアイディアで、子どもの心を動かすことが必要だとつくづく感じました。
かわいいねずみたちのしぐさ、表情は、優しい気持ちになって見ることができることでしょう。子どもたちの持ち物ひとつひとつに、おかあさんの愛情を感じることができます。なんて、素敵なおかあさんなんでしょ。