お話会のお母さんから紹介してもらった作品です。
言葉を覚えはじめの頃は、話せる事を楽しんでいるようで、綺麗な言葉も汚い言葉も困った言葉もと、はらはらさせられました。
成長とともに、言葉の意味を理解するようになると、言葉の使い分けができるようになります。
そんな年頃の、だいとちいのお話です。
だいにとっては、親愛の情を込めて発した言葉であったのでしょうが、それを受け止める側のちいは傷ついたのでしょうね。
だいが、はじめてちいの立場になって考え始め、あれやこれや誤り方を考えているページが可愛らしい。
そして、ちいの前で意を決して発した一言の突拍子の無さに笑いました。
でもちいには、だいが一生懸命考え悩んでいたのが伝わったんでしょうね。
仲良しだからわかるんですよね。
ことばは、上手に使えば人を幸せにしてくれる宝だって言うことが伝わってくる作品だと思いました。