何といっても絵が、描かれたものではなく布で縫ったり貼ったりして作られているところに、まず心を奪われました。
もちろん「てんしと てんぐが テニス」など意外すぎて思わず笑ってしまう、本来の言葉遊びの部分も十分楽しめます。
この意味のない言葉の羅列の面白さは、子供より大人の方がハマるかもしれません。
子供に与えたところ、ただの「あいうえお」の絵本だと思ったらしく、「こういうの、もう全部読めちゃうんだよね…」という感じで、淡々と読み始めたので、「そうじゃなくてね、これ、こういう風に面白いでしょう?」と説明が必要でした。すぐに理解し、「あはは、変なの」と言っていましたが、説明して面白さを分からせる必要がある(しかも理解できないかもしれない)小さな子供には難しい内容なのかしら?と思いました。
大人の目線では、説明不要!で面白いのですが、子供には知らない言葉もあったりして(家の場合は「ゼッケン」「ジョッキ」「ちゃんばら」など)、この面白さを理解できるまで繰り返し見て、いつか我が家の愛読書になるのかな?と感じているところです。