原作が新美南吉の「ひろりげた」なので、12場面もあります。
おはなしになれていない子にはやや長いので、この紙芝居を演じる場所は、おはなし慣れした子どもたちの前がお薦めです。
子だぬきが早く目を開けてしまって、母さんだぬきが化け切っていない場面展開は、
(子だぬきや、見ている小さな子どもたちにはちょっと怖いかもしれませんが…)
長野ヒデ子さんが変化(へんげ)の様子をうまく表現してくれていているので、ある程度の年齢になっていればなかなか笑えるシーンです。
新美南吉の原作なので、言葉がややむかしっぽい語り口調ですが、そこが味わいがあって紙芝居らしなとも思いました。
ラストがほっこりあったかくで好きです。
お月さまがきれいに見え秋に演じてみたいです。
5,6歳から小学校低学年くらいのお子さんたちにいかがでしょうか?