病気がちの四人家族、おかあさんのお腹には赤ちゃんがいます。
どうか、元気な赤ちゃんが生まれますようにと思っていたのですが、やっぱり、弱い赤ちゃんで、ミルクをあまり飲みたがりません。
おかあさんは、心配で泣いてばかりいました。
ある日、テーブルの上に、あるはずもない『アボカドの実』に気づき、試しにあかちゃんに食べさせてみました。
とっても不思議なお話で、幼稚園の子どもたちの表情も複雑。それでも、読んでもらって、気持ちがスカッとするところもあったのか、子どもたちは、お腹を抱えて笑っていました。そして、
「もう一回読んで。」
の催促に、二回続けて読んであげました。
子どもの体を心配する親の気持ち等、内容は深刻な場面もありますが、ほんのちょっとしたきっかけで、意外な展開もあるという、子育ての不思議にも触れることができたような気がしました。