読み終えた後「そんなところに着地するのかっっ」とうなった一冊です。
ふとした絵がきっかけで
それを指令と受け取った研究所の人たちが
植物を世話するモグラロボットを開発します。
しかし、それは上層部の意図せぬものだったため
研究所は取り壊され
開発されたモグラロボットも忘れ去られて・・・。
読後、
何もなかった土の上に、
年月とともに、だれの世話もなく草花が咲くことがある自然の現象も
「もしかしたら、あのモグラロボットが・・」と
妄想してしまいそうな
後を引く展開がいいですね。
絵本の枠を少し超えて、幼年童話の類になりそうな本です。