ライオンは、きょうもひまだった。
ひさしぶりにひとりででかける。
もうすぐ、雨の季節だと感じながら、鳥やしまうま、はいえな、色々な動物に出会うのですが、ライオンは優しい声をかけるだけ…
ライオンのイメージがかなり変わってしまいました。次に会う動物と、何かあるのではと思いながら読んでいきました。
作者が、動物園で働いていただけあって、それぞれの特徴をよくつかみ、リアルなやりとりが描かれていたような気がします。百獣の王ライオンが持っている、色んな顔を見ることができました。草原の様子の描写も、なかなか細かくて、その景色も充分に楽しむことができるでしょう。